2020年7月13日

いい映画いっぱいあるのに! ~ ナイトクローラー


過激なパパラッチの行動とメディアを通して社会の闇を浮き彫りにするサスペンススリラーな今作

派手なカーアクションあり、血が沢山映るリアルな事故シーンあり、一瞬たりとも目が離せないサスペンスでありながら、どこか達観した冷めた目線が緊張感を与えるセンス抜群の作品なのです。

主演は個人的に好きな俳優No. 1のジェイク・ギレンホールでございます。 9キロも体重を落として挑んだ主役のルイスという人間は、盗みを働きながらその日暮らしを送るダメ人間でありながらも、「ボクは優秀で賢い人間なんだもんっ」と平然とうそぶくサイコパス。

見た目はというと、丁寧に撫でつけたオールバックの髪に痩けた頬、そしてハイエナの如く暗闇で光るギッラギラの瞳!  前から歩いてきただけで、「こいつやばい奴やん!」と思わず避けてしまうほどの狂気を漂わせています。

そんなヤバめな彼がとあるきっかけで天職を見つけるのですが、それがフリーのジャーナリスト、俗に言うパパラッチ。

事故現場にいち早く駆けつけてはカメラを回し、いかに過激で生々しい映像を撮れるかで価値が違ってくるあこぎな世界なのです。

さて、他のパパラッチよりもより良い値段で映像を買い取ってもらう為には何が必要だと思います、みなさん?

まずは警察の無線を傍受する機械、そしていち早く現場に到着できるスピードを持った車。 そう思った皆さんはご安心ください、サイコパステスト不合格でございます。

正真正銘のサイコパスであるルイスは、我々が思いつかない、いや思いついたとしても実行しないであろう行動をとり、パパラッチ界でのトップに上り詰めてゆくのです。

他人の生活にずかずかと入り込み、どれだけ警察に阻止されてもカメラを回し続ける図太くKYなルイスにとって、まさしくパパラッチは天職なのであります。

そんな彼の行末に待っているのは地獄か天国か。

ダン・ギルロイ監督ははっきりと誰を成敗するでも評価するでもないフラットな目線で描いている故、今作を派手で過激なアクションサスペンスと取るか、それとも社会やメディアに蔓延る闇を映した一種のホラーサスペンスと取るかは、あなた次第です・・・。

●『ナイトクローラー』(2014年)
  • 監督ダン・ギルロイ
  • 出演ジェイク・ギレンホール/レネ・ルッソ/リズ・アーメッド

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