2023年10月23日

いい映画いっぱいあるのに! ~ リヴォルト


留置所で目を覚ました記憶喪失の男は隣り合わせた女性から世界は侵略されたと知らされる。
実際に外に出た彼らはロボットによって壊滅状態になった街を目撃する。

南アフリカを舞台に戦いが繰り広げられるSF作品。

まだ小学生の女の子たちが同級生の指を切り落とす!というショッキングな描写から心掴まれます。

南アフリカが舞台のSF作品といえば『第9地区』や『チャッピー』といったニール・ブロムカンプ監督作品が思い浮かびますが、砂埃が舞う茶色い大地とロボットというチグハグさが魅力なんですよね。

今作も負けず劣らず、荒廃した街をカクカクと動き回るロボットの異質さが肝。

その造形も素晴らしくて、アンテナのようにすらっとしたボディと光り輝く股間。
普通砲撃を備える場所って手とか頭だったりすると思うんだけど、一番大事な股間に携えるって発想が斬新。

これまでCMやPVを手掛けてきた監督とだけあってVFXへのこだわりが随所に見られて、映像を楽しむだけでも鑑賞の価値ありです。

ヒロイン役のベレニス・マルローは「007」のボンドガール役に抜擢されただけあってセクシー極まりないし。
残念ながらラブシーンはありませんがね。
無駄に男女の関係を深くさせないっていうのもラストの余韻に繋がってて好感度大です。

SFものとしての新鮮味は欠けますが、南アフリカという馴染みのない街並みやロボットに群がってワーキャー攻撃する人たちの妙な可愛さは必見です。ぜひ!

●リヴォルト(2017)
  • 監督ジョー・ミアーレ
  • 出演リー・ペイス/ベレニス・マーロウ/エイミー・ルイーズ・ウィルソン

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  • 記事を書いた人
    アサミヤカオリ
【AWAP公式ブロガー】1983年生まれ 大阪出身・徳島在住。アクリル・ペン画・クレヨン・Photoshopなど、様々な画材を用いて作成。リアル路線の人物画〜おもしろテイストのエッセイコミックまでタッチも様々。展示会出展、CDアートワーク、似顔絵作成、映画ブログなど多方面で活動中。

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