2024年6月17日

いい映画いっぱいあるのに! ~ DRONE/ドローン


新婚夫婦のレイチェルとクリスは新居のゴミ箱でカメラ付き高性能ドローンを見つける。

喜んで遊んでいたのも束の間、勝手に動き出したり撮った覚えのない写真が入っていたりとおかしなことが起こり始める。

実はそのドローンにはレイチェルの元カノで連続殺人鬼の男の霊が乗り移っていたのだ!


あらすじを読んで「おいおい」と思ったあなた、大正解、本当びっくりするくらいのB級です、これ。

ビーバーがゾンビとなって若者を襲う『ゾンビーバー』の監督作品とあって、もうこれでもかと B級臭を漂わせているんですが、個人的に『ゾンビーバー』大好きなんですよね。

パペット感満載で前歯を剥き出してプリプリ襲ってくるビーバーのアナログな動きとか、80年代を彷彿とさせる水着姿のビッチたちの逃げ惑う姿とか。
まだ未鑑賞の方はぜひ観てほしんですが、今回ご紹介する作品はさらに往年のホラー的演出が加速しています。


チープなシンセサイザーの音に合わせて浮遊するドローン(殺人鬼)、『ハロウィン』 のような殺人鬼視点のカメラワークなど、往年のホラー好きならハマること間違いなし

キャストもいい塩梅にチープ(失礼)で、ドローンの脅威が増すのと比例して彼らがワーキャー騒ぐ姿がコミカルで楽しい。

ドローンに幽霊が宿るなんて突拍子も無い話に思えるけれど、最終的にパワーアップしてカムバックするドローンがはっきり意思を持った生命体に見えるのが不思議。

さすがゾンビ化したビーバーの話をうまくまとめた監督だけある。

荒唐無稽なようでしっかりストーリーが組み込まれているから最後まで目が離せない今作。お時間ある時にぜひ。

●『DRONE/ドローン』(2019年)
  • 監督ジョーダン・ルービン
  • 出演アレックス・エッソー / ジョン・ブラザートン / アニータ・ブリエム

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  • 記事を書いた人
    アサミヤカオリ
【AWAP公式ブロガー】1983年生まれ 大阪出身・徳島在住。アクリル・ペン画・クレヨン・Photoshopなど、様々な画材を用いて作成。リアル路線の人物画〜おもしろテイストのエッセイコミックまでタッチも様々。展示会出展、CDアートワーク、似顔絵作成、映画ブログなど多方面で活動中。

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