2025年1月20日

地域に愛される居場所づくり – 唐園藝術群が描く未来/中山知保(TOMO)

こんにちは、AWAP公式ブロガーの中山です。

前回、NEW FACEとしてご紹介いただいてから、多方面からお声がけをいただく機会が増えました。いつでもお気軽にお声掛けください。

さて今回は、板野郡板野町で「ちいき食育事業」の一環として「子ども食堂」を運営されている赤澤様に取材しました。
赤澤様は、任意団体「唐園藝術群」の代表として活動され、「ちいき食育事業」をはじめとする多岐にわたる地域活性化事業を展開されています。

はじめに

 唐園藝術群(とうのそげいじゅつむら)は、板野町を中心に徳島県内のさまざまな人が集まり、それぞれの強みを活かし合う場を目指しています。子どもたちは異年齢や異世代の大人たちと交流しながら、共に食事を作り、学ぶことで、多様な社会で生き抜く力を育むことができる場所です。

これまでの歴史

昭和11年 板野西小学校『講堂』落成
昭和45年頃 「木造の講堂を赤澤家に移築し酪農開始」
      赤澤家で酪農開始
昭和62年 酪農を終業し『牛舎』を『にんじん出荷場』へ改修
     「平成16年人参の生産を終業」
令和5年 『唐園藝術群』設立
令和6年 『いたの学舎』『唐園ちいき食堂』事業開始
※歴史の詳細はコチラ→https://itanotaizai.wixsite.com/geijutsu-mura/history

主な事業内容

ちいき創生事業(ちいき相談窓口)

『唐園藝術群』を地域の憩いの場、さらに地域を超えた交流の場として、人々が集う拠点づくりを行っています。

ちいき拠点事業(いたのサロン)

板野町の地域住民が集まる場で、世代を超えた交流が促進され、地域コミュニティの結束が強まります。

ちいき紹介事業(いたの案内ガイド)

観光客や地域住民に向けて、ボランティアが地域情報を提供。また、板野町周辺のガイドツアーも企画されています。

子ども育成事業(いたの学舎)

子どもたちが自由に創造し遊べる空間や、多彩な講師による体験教室を通じて「居場所づくり」や「親子のふれあいの時間」を提供。地域事業への参加を通して人材育成にも力を入れています。

おとな交際事業(板野マリアージュ)

地域内での交流会や滞在アシスタントの養成講座を企画し、大人同士の交流を促進。次世代に地域での暮らしを継承する取り組みです。

ちいき食育事業(唐園ちいき食堂)

「食事」を通して命の大切さを子どもと大人が共に学ぶ場を提供。地域の食材を使ったシンプルな調理法で、食事の楽しさと豊かさを実感できる場となっています。

藝能発信事業(アトリエ唐園)

住民がアートを通して自己表現できる場所を提供し、展覧会などのイベントも開催しています。

歴史文化事業(阿波槍術会)

槍術を通じて日本の伝統文化に触れられる場を提供。宝蔵院流高田派槍術の稽古会を実施し、初心者から経験者まで幅広く参加できます。

赤澤様からのメッセージ

 これまで、子ども食堂がきっかけで唐園藝術群を知っていただくことが多かったですが、唐園藝術群では様々な事業が展開されており、地域の皆さまにもぜひ知っていただきたいと思っております。また、 来年6月からは、大人も集まる居場所づくりを進める予定です。子ども食堂だけでなく、大人が輝く姿を見せることで、子どもたちに良い影響を与えるようなイベントを実行していきます。
 唐園藝術群では、皆様のアイディアを形にすることも可能です。子どもたちや大人のために、地域のために、そして未来のためになるイベント内容等をお聞かせください。
 豊かな感性を持つ子どもや大人が増え、「嬉しい」「ありがとう」が溢れる世の中にしていきたいですね。

最後に

 赤澤様が取り組まれている「唐園藝術群」の活動は、地域の未来を見据え、人々が繋がり、成長し合える温かな居場所を提供しています。取材を通じて、赤澤様の地域への深い愛情と、誰もが輝ける社会を築こうとする情熱を強く感じました。

 記事を書きながら、地域に根付いた活動が多くの人の心を動かし、新たな可能性を生み出していることに改めて気付かされました。赤澤様の「想い」は、きっとこれからも多くの人々に届き、地域を活性化させる原動力となるでしょう。

 唐園藝術群の活動にご興味を持たれた方は、ぜひ気軽に足を運んでみてください。そこには、子どもも大人も、誰もが自分らしくいられる場所があります。私もまた、この素敵な取り組みを皆さんにお届けできるよう、引き続き様々な方々の声を発信していきたいと思います。

 地域の未来を共に創り上げていく仲間として、これからも多くの出会いを楽しみにしています。

活動の詳細情報
  • 団体名唐園藝術群
  • 所在地徳島県板野郡板野町唐園字東西窪4番地
  • 代表者赤澤貴子
  • 連絡先(電話)090-5048-4761(メール)akazawa3yo@gmail.com
  • 公式サイトhttps://itanotaizai.wixsite.com/geijutsu-mura
  • 記事を書いた人
    中山知保(TOMO)
PCW代表。訪問看護師、デジタルアーティスト、社会活動家と様々な顔を持ち、訪問看護師として地域に寄り添い、心のケアを大切に活動。人と人が支え合うことで生まれる「福祉のつながり」を広げることを目標とし、AWAPでは日々の気づきや挑戦を発信。

この記事へのコメント

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4件のコメント
  • しらす より:

    素晴らしい取り組みだなと思います。色々な方が気軽に訪れることができ、誰もが自分らしくいられる場所、とても素敵ですね😊
    次回の記事も楽しみです🤗

  • 唐園藝術群 代表 赤澤貴子 より:

    この度は中山様にAWAP公式ブログで取り上げていただき、誠にありがとうございました。

    とうのそ げいじゅつむら
    唐園藝術群
     いたの滞在暮らしセンター『唐園藝術群』は、かつて板野町で盛んであった酪農の「牛舎」を、地域のサロンやギャラリーとして開放し、さまざまな「人」が集まりそれぞれの「創造」を広げていく《地域づくりの拠点》です。

    なかなか読みにくい団体名ですが、『唐園』は徳島県の板野にある地名です。『藝』の字には、時間の共有、その中で成長していくプロセスへの眼差しがひそんでいます。ともすると成果しか見ない方へと駆り立てられがちな現代だから、あえて『藝』にこだわる『唐園藝術群』です。

    現在定期開催しているのは「いたの学舎」と「唐園ちいき食堂」。
    毎月第4日曜日10時〜15時に開催しています。
    要予約ですが、お気軽にどうぞお越しください。
    一緒に空間と時間を共有いたしましょう!
    心よりお待ちしております。

  • 中山知保(TOMO) より:

    >>唐園藝術群 代表 赤澤貴子様

    この度はコメントをいただき、誠にありがとうございます。

    先日は『唐園藝術群』にお伺いさせていただき、直接その素敵な空間と温かい雰囲気を体感できたこと、とても感謝しております。記事を書くにあたり、代表の方をはじめ皆さまからお話を伺えたことで、『唐園』の活動や想いをより深く理解することができました。

    『藝』という字に込められた意味や、「いたの学舎」「唐園ちいき食堂」といった取り組みが、地域に新しい価値を生み出していることに感銘を受けました。一度伺っただけではまだまだ学びきれないほど、魅力的な活動が多く、これからも応援させていただきたいと思っております。

    またぜひお伺いできればと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
    心より感謝申し上げます。

  • 中山知保(TOMO) より:

    >>しらす様

    コメントありがとうございます!

    『唐園藝術群』の魅力を感じていただけたようで、とても嬉しいです。まさに、誰もが気軽に訪れ、自分らしくいられる場所というのは素晴らしいですよね。私も伺った際に、その温かさと居心地の良さに感動しました。

    次回の記事もぜひ楽しみにしていてください!また素敵な情報をお届けできるよう頑張ります。引き続きよろしくお願いいたします!

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