2025年9月8日

【カッコイイオトナ】あわを。さん「スマホ一台で魅せる徳島 行きたくなる絶景を世界へ 」

どのような活動をしていますか?

徳島の魅力を伝えたいという思いから、主にInstagramを使ったSNSでの情報発信をしています。 『徳島ランチ6児パパ』というアカウントでは、県内のランチ情報を中心に発信していますし、『あわを。』としては市町村や企業から依頼を受けて、映像や動画制作を行っています。

きっかけを教えてください

元々Instagramを仕事の一環で使っていたんですが、妻とランチに行った時に「それ、SNSに投稿してみたら?」と言われたのがきっかけで、ランチ投稿を始めました。 さらに、風景を撮るのが好きだった僕に、妻が「風景も発信してみたら?」と背中を押してくれて、『あわを。』が誕生しました。完全に趣味からのスタートでしたね。

徳島にこだわる理由は?

生まれは大阪、育ちは香川で、10年ほど香川で事業をしていました。再婚した妻が5人の子どもを持つシングルマザーだったので、僕が徳島に移住した方が早いと感じ、引っ越してきました。
実際に住んでみると、徳島は知られていないけど素敵なお店や自然がたくさんある。 空気感も香川とはまったく違って、僕はその空気感や人のあたたかさに惹かれました。香川のことはよく知っていましたが、だからこそ、まだ知られていない徳島の魅力をもっと伝えたいと思ったんです。

撮影する風景をどのように見つけている?

観光地をチェックして行くこともありますが、多くは自分で車を走らせながら見つけた景色を撮影しています。 「この景色、いいな」と思ったら車を止めてiPhoneで撮影。観光地にこだわらず、自分の目で見つけた風景を切り取ることにこだわっています。

印象的だった風景は?

徳島の川の美しさには本当に驚かされました。透明度が高く、青く澄んだ川がたくさんあります。高知の『仁淀ブルー』と同じレベルの川が、徳島の至るところにある。 徳島に住んで、こういう景色に出会えたことが、情報発信をしていて良かったなと思える瞬間です。

機材や撮影のこだわりについて

使っているのはiPhoneのみ。プロのような機材は使っていません。 でも、自分の目で「ここだ!」と思った景色を、自分なりの感性で切り取ることにこだわっています。
実際に「懐かしい気持ちになった」「徳島に帰りたくなった」とコメントをいただくことも多くて、見る人に何かを感じてもらえる映像を届けたいと思っています。

徳島を拠点にするメリットとデメリット

自然が豊かで、人の魅力もあって、本当に素敵な場所だと思います。 デメリットを挙げるなら、都会に比べてチャンスが少ないこと。でも、SNS発信においては特に不利とは感じていません。

今後の目標や夢は?

僕の目標は、「徳島に行きたい」「徳島に住みたい」「徳島に帰りたい」と思う人を増やすこと。 僕の発信がきっかけで、徳島に興味を持ってもらえるなら、それが一番の喜びです。

「どうせ徳島だから」と夢を諦めることについてどう思う?

県外へ進学や就職というのは良いことだと思うんです。徳島にこだわらなくてもいいし、自分がやりたいことが〝どこでできる〟だと思うので、どんどんチャレンジしてチャンスを広げてほしいです。
若者が「どうせ徳島だから」と思ってしまうのは、大人たちの影響もあるのではと思っています。 大人たちが可能性を信じず、挑戦を諦めてしまっているから、若い人もそう感じてしまう。
だからこそ〝徳島で何ができるか〟を一人一人が考えて、夢を追いかけていってほしいです。

読者へメッセージ

僕は24歳で接骨院を開業し、その後エステや介護、サロンなどさまざまな事業に挑戦して、4000万円の借金や詐欺、離婚といった数々の失敗を経験してきました。
それでも〝生きること〟だけは諦めなかった。失敗しても命があればどうにかなる。 やらなかった後悔より、やって失敗する後悔の方がスッキリする。
AWAPの読者のみなさんには、ぜひ恐れずに挑戦して、失敗して、また立ち上がる経験をしてほしいと思います。

インタビュー動画はこちら

※この記事はフリーマガジン「AWAP 2025年号」に掲載された内容をWEB用に再構成したものです。
取材は、2024年11月23日(土)に開催された公開収録イベント
夢語りシンポジウム」にて実施されました。

  • 記事を書いた人
    【ASC2期生】いつき
AWAPの運営する学生コミュニティ『AWAP学生クリエイターズ』メンバー。AWAP編集部と共にフリーマガジン制作やイベントなどの活動を行っている。

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