宇宙戦士のバーバレラは宇宙破壊装置を開発したデュラン・デュランを探すためにリテオン惑星に向かうが、そこにはいくつもの苦難が待ち受けていた。
今回ご紹介するのは1962年のバンド・デシネ(フランスコミック)を原作とするエロティック・コメディ映画。
エロティックなんてヤダぁと思われた奥様、残念ながら(?)期待以上のエロティックな描写はほぼ皆無、ただただ主人公のバーバレラが露出度高めなコスチュームで宇宙を駆け回り、手と手を合わせるだけの宇宙独特のセックスをするという正真正銘の健全でおバカな愛すべき映画でございます。
バーバレラを演じるジェーン・フォンダはコケティッシュな魅力に満ちながらも、B級感溢れる特殊効果で全体的にキッチュな作り。
だけど無重力状態で宇宙服を纏っていくオープニングは今観てもおしゃれだし、バーバレラの数多ある衣装はコスプレしたいくらい個性的でかわいいし、時代を経てもカルト的人気があるのがうなずける(私だけかもしれないけど)。
突っ込みどころ満載な本当に本当におバカな映画だけど、愛おしさに溢れた今作、ぜひ仲の良い人と笑いながら観てね♪
- ●『バーバレラ』(1968年)
- 監督ロジェ・ヴァディム
- 出演ジェーン・フォンダ/ジョン・フィリップ・ロー/アニタ・パレンバーグ