ロサンゼルスが霧に包まれ、地下からヘドロ人間が出現!
廃墟と化したロスに取り残されたトムと博士たちはなんとか脱出を試みる。
ヘドロ人間て!とついうツッコミは置いといて、このヘドロ人間ちゃんの造形がめっちゃかわいい!
ひょこひょこ歩くし、歩く度にぽこぽこ変な音鳴るし、これはモンスター好きにはたまらない一作ではなかろうか。
あらすじはまさしく王道というか、お決まりのラブロマンスがしっかりあるし、登場人物たちは不用意には死なないし、とても安心して観れる「安定感」のある作品です。
そういう意味では面白くもあり面白くなくもあり(!?)
どうしてもテンポが遅いので途中で眠たくなること必須ですが、オープニングから姿を表してくれるヘドロ人間だけでも一目見て欲しい。
意外に作りはしっかりしているし、哀愁のある目元と猫背な姿にキュンとくるはず。
なかなか寝付けない夜のお供に、ぜひ。
- ●『ヘドロ人間』(1963年)
- 監督ロバート・ハットン
- 出演ロバート・ハットン / レス・トレメイン / ロバート・バートン