コロナ禍でロックダウン中のイギリスを舞台に、ズームで交霊会をしようとした若者たちが恐ろしい現象に巻き込まれていく。
全編ズームで制作されて話題になった今作。
全編パソコン画面で展開する作品は、『search/サーチ』や『アンフレンデッド』など昨今増え続けていますが、今作は「ズーム」を使っていると言う点で日本人でもスッと入り込みやすいビジュアルになっています。
そしてコロナ禍という時代もしっかり反映されていて、 普段は絶対に遠隔ではやらない交霊会を仕方なくオンラインで実行する流れもスムーズ。
60分という長さもこの手のホラー映画にはぴったりな短さなので、見てて飽きないし登場人物たちの無駄な行動にイライラさせられることもなし。
特に「ナイスアイデア!」と思ったのは、バーチャル背景を使った演出。これは実際に観て欲しいんですが、色んなホラーを観てきた私でも結構ゾッとしましたね。
サクッと観られて存分にゾッとさせてくれるという大満足な今作。
本編終了後に始まる5分間のリハ映像も見応えばっちりなので、ぜひそちらも併せてご覧ください。
暑い夜のお供に、ぜひ!
- ●『ズーム/見えない参加者』(2020年)
- 監督ロブ・サヴェッジ
- 出演ヘイリー・ビショップ / ジェマ・ムーア / エマ・ルイーズ・ウェッブ