2025年9月4日

【わたしの夢】大松谷 萌々香さん「若者が気軽に政治を学び 声を届けられるように」

あなたの夢は?

 私の夢は、若者が気軽に政治を学べて、政治に声を届けられる場を作っていくことです。

夢をもったきっかけは?

私は政治について、中学3年生、コロナ禍の時に興味を持ち始めました。
若者の政治参画が遠のいていく中で、私が政治に興味を持ったきっかけは、コロナ禍で、休校とか黙食とか、自分たちの学校生活が大きく変わったことです。そして、それを変えてきたのは政治の力だと、中学3年生の時に気づいて、そこから政治に興味を持ち始めました。
それから私は、政治家の方にインタビューしたり、お話を聞きに行くという活動を始めました。そこで、私は政治家に対して、アプローチや提案をしていたんですけど、やっぱり周りの友人の反応を見ていると、政治イコール堅苦しい、難しい、意識の高いこと、というような印象を持っている人が多かったです。
そこで感じたギャップを変えないといけない、じゃないと徳島が衰退していってしまうと思いました。現在、徳島は衰退傾向で、もう人口も70万人を切りましたけど、ここを盛り上げていくためには、やっぱり若者が政治に対してアプローチをしていかないといけない。そういったことから、若者が赤裸々に政治を学べて声を届けていける場所を作りたいなと思うようになりました。

夢を叶えるためにどんなことをしている?

中学3年生の時から政治家のお話を聞きに行ったり、インタビューをしたりという活動をしていたんですけど、高校二年生の時から『POTETO政治部ZEXT』という団体で、政治家と若者が一緒に話すトークセッションをしたり、徳島県議会を見に行く見学会を企画したりしています。

不安や苦労したことは?

様々なイベントを企画していく中で、友人を誘ったりもするんですけど、そこで、「政治って怖い」みたいな政治に対する悪いイメージを、私自身にも向けられてしまうことがありました。
あとは、やっぱり集客には苦労を感じることが多いです。若者は政治に対して興味を持っている方が少ないし、私は課外活動としてイベントを企画していて、その団体に知名度がなければ集客力もないので、とても苦労しました。毎回イベントには20人くらいは集まってくれるんですけど、その内訳を見てみると、政治に対して少し関心がある私の友人がほとんどで。そういう友人がいてくれたから、これまでなんとかやってこれました

どうやって乗り越えた?

乗り越えた、というのとは少し違うんですけど、いつもイベントに参加してくれる友人から「あなたがやっているから参加するよ」とか、参加した人たちから、「政治について興味を持った」「投票に行きたくなった」って言ってもらえることがすごく励みになっています。こういう風に言ってもらえるから苦労や不安があっても頑張れているんだと思います。

徳島で夢を追う理由

私は、生まれも育ちも徳島で、18年間をこの街で過ごしてきてきました。その中で、自分の大好きな街の商店街がシャッター街になっていくなど、いろいろと衰退を感じていく場面が多いなと感じていました。
だから、もう絶対徳島を変えなきゃいけない、じゃあ徳島で活動しなきゃいけないよね、というところで、活動しようかなと思いました。

徳島で頑張っていてよかったと思うこと

参加してくれた方たちから、「徳島を変えなきゃいけないね」とか「投票に行きたい」と言ってもらえることが一番ですね。
あとは、活動の中で県外の方とも交流があるんですけど、私が徳島についてを説明をすると、「徳島ってこういうところなんだ」って理解してくださることがすごく嬉しいです。

読者へメッセージ

読者の皆さんには、「政治って意外と近くにあるんだよ」
ということをお伝えしたいと思います。
やっぱり、政治とか投票とかって聞くと、堅苦しいし面倒くさいと思って、立ち止まったり気が重くなるということもあると思うんです。でも、政治って、私の、私たちの生活に大きく関わっているところですし、一歩踏み込むことで、世の中が少しでも変わることはあると思うので、そこは躊躇せず踏み込んで、身近に感じてもらえたらなと思います。
あとは、徳島って私のように課外活動をしている高校生が少ないなと感じます。徳島の高校生は、勉強か部活かという選択肢で、高校時代を過ごすと思うんですけど、私は今の活動をする中で、自分自身、政治家の方と交流を持ったり、イベントを企画したりする中で、大きく成長しました。
なので、もっと徳島の高校生にも、課外活動のようなものに積極的に参加してもらって、自分の大きな成長に繋げていただけたらなと思います。

インタビュー動画はこちら

※この記事はフリーマガジン「AWAP 2024年号」に掲載された内容をWEB用に再構成したものです。
取材は、2023年12月2日(土)に開催された公開収録イベント
夢語りシンポジウム」にて実施されました。

あとがき

政治という決して簡単ではない話題に積極的に取り組む姿は、お話を聞いているだけでもとてもかっこいいなと思いました。決して他人事ではないので、大松谷さんのお話を聞いて、私も投票に行かねば、と思いました。

  • 記事を書いた人
    【ASC1期生】なな
AWAPの運営する学生コミュニティ『AWAP学生クリエイターズ』メンバー。AWAP編集部と共にフリーマガジン制作やイベントなどの活動を行っている。

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