独身最後の日、セバスティアンは友人たちと山奥でパーティーを開催するが、UFOが出現すると噂されているその土地では実際にエイリアンが侵略を始めていて・・・
ノルウェーを舞台に、お馬鹿騒ぎする男たちに抱腹絶倒間違いなしのSFコメディ。
『真夜中のパリでヒャッハー!』や『ハングオーバー』のような、一本ネジが飛んでる大人たちしか出てこないようなゆるゆるコメディで、さらにエイリアンに体を乗っ取られた人間のビジュアルがまさしく『光る眼』のようで超B級の香りがぷんぷんするんだけど、エイリアンとのアクションやUFO内部の描写に意外にも力が入ってる傑作なんです。
メインはエイリアンと遭遇してしまったセバスティアンたちのサバイバルストーリーなんだけど、仲違いしていたセバスティアンと幼馴染のミッケルとの関係や、エイリアンと対峙することになる女性警官と父親の家族の絆、双方の関係性の修復が描かれていて、結構胸熱でした。
細かな伏線も散りばめられているから、この手のSFコメディにしては110分と長めなんだけどしっかり楽しめるはず!
ちな、一番好きなキャラはアウドゥン。ラストまで観たらこの意見に賛同してもらえるはず。ぜひ最後の最後までお見逃しなく!
- ●『ブラステッド:俺ら vs エイリアン』(2022年)
- 監督マーティン・ソフィーダル
- 出演アクセル・ベユム / フレドリク・スコグランド / イングリッド・ボルゾ・ベルダル


