2022年3月6日

【vol.3】どんなに歳を重ねても少年少女でいてね。/ミスミアヤカ

こんにちは。
ミスミアヤカです。

3月が始まり、寒さも和らぎ花々が表情を見せてくれる季節・春がやってきましたね。

世間は卒業シーズン。SNSやニュース等で学生の卒業に関する投稿や情報を見ると、季節の巡りをより深く感じさせられます。

今回のテーマは「卒業」。友人や先生、家族、自分自身のことを想いながら、ご覧ください。

今日のこといつかは忘れるでも今は誰にも知られずここで泣きたい

図書室の先生さよならまたいつか今度は泣かずにどこかで会おうね

制服のスカートちょっとダサくっていやだったけど今は好きだよ

「卒業」が寂しさや悲しさを思わせるのは何故でしょうか。友人や先生との別れを惜しみながら卒業式の日を過ごされる方もきっと多いでしょう。

明日からは通わない学び舎の記憶、もう袖を通すことはない制服を棚にしまうときの感情は、一生に数回しか経験できない切なさが込み上げるものだと思います。

 しかし、卒業とは寂しいことや悲しいことばかりではありません。人は、気持ちさえあれば永遠に何かを学ぶことはできますし、友人にだって、縁があれば必ず会えます。むしろ卒業したあとの方が仲が深まる、といった経験を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。当時は会話もなかったような人と、思いがけない出会いを果たすこともこの先あるかもしれません。

また、自分がもう少年少女の気持ちでいられないということに戸惑う方もいるかもしれません。自立しなくてはいけない、大人にならなくてはいけないと、好きだったものを手放そうとしていませんか?

あなたが好きなものはあなただけの「好き」の気持ちなので、生きている限り、大切にしてあげてください。 何かを卒業しても、大人になっても、どんなに歳を重ねても、あなたが、好きなものは好きと胸を張って言えますように。

それでは、また。

  • 記事を書いた人
    ミスミアヤカ
【AWAP公式ブロガー】徳島県在住。詩人・歌人を志し、文芸創作活動中。高校生の時から現在に至るまで、小説や詩、短歌の作品を作り続けている。

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