遺体安置所で働き始めた元警官のミーガンは、薬と酒の依存症を克服するために仕事に集中していた。ある日、若い女性の焼遺体が運ばれてくる。それは悪魔祓いによって亡くなった少女だった。
エンドレスなエクソシズム。タイトルからしてインパクトとB級ホラー味が大な作品ですが、これが意外にも面白かったのでご紹介。
深夜の遺体安置所という、不気味さを煽る設定を大いに活かしたホラー作品ながら、主人公のトラウマを背景に強い女性像を描いたドラマでもあります。
原題は『The Possession of Hannah Grace』。「ハンナ・グレースの憑依」っていう身も蓋も無さですが、邦題と掛け合わせるとよくできたタイトルでして。
その名の通り、安置所に運ばれてきたハンナ・グレースという少女の遺体には悪魔が取り憑いていて、いくらエクソシズム(悪魔祓い)をしても終わらないよ、という内容でございます。
この少女の動きがとっても不気味で、元祖エクソシズム映画『エクソシスト』を彷彿とさせる気味悪さがすごい!まじで悪魔を見ているようでした。
トラウマを抱えた女性VS悪魔に乗り移られた少女という、女性VS女性のエクソシスト映画としては新鮮味のある設定だなぁなんて思いつつ。まぁそんなの関係なくとっても面白いです。
悪魔系ホラーがお好きな人におすすめです。ぜひ!
- ●『エンドレス・エクソシズム』(2018年)
- 監督ディエデリック・ファン・ローイェン
- 出演シェイ・ミッチェル / グレイ・デイモン / スタナ・カティック


