2022年4月28日

【vol.5】自然農家のバイブル3選/ 野上サラ(Sirène-シレーヌ-)

連載概要

染めアクセサリー製作や「スピリチュアル×オーガニック」と題したイベントの主催、自然農野菜の販売など徳島県内で様々な活動を行うAWAP公式ブロガー、野上サラさんによる”自然農”に関する連載。

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【vol.5】自然農家のバイブル3選

私が自然農園岡田の販売担当になり岡田さんに頭に入れておくようにと渡された3冊の本があります

自然農の畑を始める人達にとってはバイブルとなる指南書です

  • 自然農を生きる/沖津一陽 著(創森社)
  • 自然農の米作り/川口由一監修 大植久美・吉村優男 著(創森社)
  • 自然農の野菜づくり/川口由一監修 高橋浩昭 著(創森社)

徳島県阿波市で農家をされている沖津一陽さんがいらっしゃることは誇らしいですね

沖津さんを慕い他にもたくさん徳島には自然農をされている農家さんが沢山いることを知りました

また機会があればご紹介致しますね

高橋浩昭さん著書「自然農の野菜づくり」畑の始め方、育て方だけではなく思想や哲学が盛り込まれており普通に生活する中でも意識すると違う世界に来た様な新たな発見がありました

一部抜粋します

草自体に良い悪いはなく、由あって存在し、その草の姿、種類がそのときの畑の状態を物語っています。つくり手が草を選別するのではなく、その状態を表している草々を読みとって、そこで育てる作物を選び、手を貸していきます。

創森社「自然農の野菜づくり」高橋浩昭著

この文を見てあなたは何を感じましたか?

私は何故か1番に子供達を取り巻く学校教育を思い浮かべました

人それぞれ捉え方は自由ですし、ただの草へ対する姿勢を説く内容ではあるのですが、想像力が豊かな性格なので人一倍楽しんで読んでいます

そのほか好きな言葉は

肥料がいのちを育てるのではなく、草をはじめ過去のいのちの積み重なりが次のいのちの糧となり、育つ舞台になっています。

創森社「自然農の野菜づくり」高橋浩昭著

畑が草に覆われていることで地表が守られ、はかり知れないいのちの活動の場となり、光、水、風など環境の変化をゆるやかにしてくれます。

創森社「自然農の野菜づくり」高橋浩昭著

農家さんでなければ普段何気ない景色の一部でしかなかった畑や自然をこの言葉を知ってから深みが増して感謝が止まりません

目まぐるしい環境の変化とググればすぐ手に入る情報ばかりで本来自然体であるはずの人間にはもう少し草が必要かも知れないですね

そして読んでも全て頭に入る程天才ではないので、何度も読み返し実践して会得したいものです

  • 記事を書いた人
    野上サラ
【AWAP公式ブロガー】藍染めアクセサリー製作や「スピリチュアル×オーガニック」と題したイベントの主催、自然農野菜の販売など徳島県内で様々な活動を行う2児の母。AWAPでは「自然農」についての記事を連載。

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