連載概要
詩人・歌人を志し、文芸創作活動をしているミスミアヤカさんによる連載。自分自身の短歌や詩の作品を、徳島のあらゆるスポットの風景とともに楽しんでもらえるような記事を綴ってくれます。
前回の記事
【vol.19】さむいって、さみしいと語感が似ていませんか。僕だけですか。
今回の短歌
占い師募集中です僕だけの星座の在り処を教えてください
今回は、冬ってなんかめっちゃ眠くなりませんか?というお話です。
気持ちは眠りたくないのに「もう眠れ」と身体が私に命令をするのです。やりたい事とやるべき事が頭のなかではぐるぐると駆け回るのに寒さに支配された身体がもう全く言うことを聞いてくれないのです。欠伸と共に流れる涙はそんな自分の不甲斐なさとか寂しさとか情けなさとかがごちゃ混ぜになっているのですが、それを自覚した瞬間が私の一日が終わるサインです。
皆さんはゆめ占いをご覧になりますでしょうか。夜に眠る時に見るゆめの内容を診断する占いのことなのですが、私はかなりの頻度でゆめを見るのでほとんど毎朝チェックしています。現在の心理状況がわかることもあるので結構信用しています(もとより占い的なものを信じがちな性質というのもありますが)。
ビルとビルの間を飛び回り脅威から戦いながら逃げる夢、試験を受けるゆめ、実際に存在しないけれどわたしのゆめのなかでは当たり前にある街に居るゆめ…。これら3つは私が特によく見るゆめの内容なので、夢を見ているなかで「またこれゆめ見てるじゃん」とゆめであることを自覚することもあります。
ゆめは私にとってありがたい存在です。わたしの思考を私自身が理解するためのツールだと思っています。ちなみに昨日は星を掴んで手に入れるゆめでした。昨日の私はどんなわたしだったのでしょうか。
あなたは、今夜はどんなゆめをみて、どんなことを思っているのでしょうか。
いつか聞かせてください。
それでは、また。