2020年1月7日

カッコイイ・オ・ト・ナ 3人目・板東 美千代さん

徳島で活躍するカッコイイ大人に”カッコイイ秘訣”を訊く新企画『カッコイイ・オ・ト・ナ』

3人目のカッコイイ大人は、オートクチュールデザイナーの板東 美千代さん

特別インタビュー

オートクチュールデザイナーとは

オートクチュールを日本語に直訳すると「高級仕立て服」という意味で、私の母親が若い頃は全盛の時代でした。私は母が創業した「板東洋裁店」ていうお店を引き継いで、二代目で営業しています。基本的には仕立て服を作るお店、オーダーのお店ですね。

仕立て服とは

どんなものでも作れるのがこのお店の良さで、例えば、普段着から、お呼ばれのドレス、ウエディングドレス、イブニングドレス、子供さんの服、おばあちゃんの服、体が大きい人、小さい人、様々な方に着ていただけます。

徳島の街づくり活動

今から約三十年前に新町川に水際公園が完成した翌年、新町川を守る会の中村会長と出会い、その頃から新町川掃除のボランティアを始めました。今でも月二回の川掃除は必ず行ってます。昔はゴミも多かったんですけど、自分の大好きな徳島の真ん中に、こんなに美しい公園ができて、そこにゴミがたくさん浮かんでいるのはありえない!パリのセーヌ川を歩いていても川の魅力ってすごく感じるので、徳島もこの川と付き合って行くには掃除したいなと思いながら続けていて、あっという間に三十年経ってしまいました! 平成九年に新町橋の工事があり、私の要望を取り入れてくれて「たもと公園」という小さなステージと観客席ができたんです。その時のオープニングファッションショーを私がさせてもらったんですけど、すぐにコンサートやらファッションショーやらいろんなイベントに使われるようになり、とっても良い親水性のある自慢の公園になりました!

ミラノ万博ファッションショー

今でこそ「藍染」がよくフィーチャーされてますが、十年くらい前はそうでもなくて。五十歳になった頃、藍染にチャレンジしたら、次々とデザインが浮かんできました。三十年近くも川掃除してたら、川、海、空、宇宙、みんな青と繋がってるっていうことに気が付いて、だから自然と繋がってる藍染の魅力に取り憑かれて、どんどん藍染を作りました。その後、海外で藍染を紹介する機会が何度かありまして、マレーシア、ミラノ万博、台北と、三カ国藍染下げてファッションショーに参加してきました。徳島の人が思っている以上に世界の人たちは藍染の作品を「素晴らしい!」って褒めてくださいましたよ。

マレーシア(現地)メディアへの掲載

ファッションショーのテーマが「エコ」で、天然染色、天然素材で織った織物で作られたお洋服を見せるというものだったんです。モデルさん達に「とてもハッピーで幸せそうな顔で歩いてね」とお願いして、藍染を、楽しそうに、可愛らしく見てもらうことができてたんですけれど、翌日の新聞の一面に、私の作品の記事が載っていて、あまりにも嬉しかったので、その新聞を徳島県知事にすぐ届けました!

新たなチャレンジ

私の店は六十年になるんですけど、洋服の世界もずいぶん変わりましたよね。世界中のファッションが瞬時にして同時発表されて、世界のファッションがニューヨークやパリどこに行っても同じ服を売ってる中、私はまた原点に戻って、自分のサイズにピッタリあった本当に着てみたいお洋服を作って、お客様に提供するっていう仕事をもう一度見直して、大切に扱っていきたいなって思い直してるところです。若い人たちはオーダーの世界を知らないと思いますので、価格もちょっと下げて、また一から「本当にいいものを長く着る楽しさ」を伝えていきたいなと思っています。

人生、そしてファッションとは

おしゃれをすることは当たり前のことであり、生活、川掃除をしたりそんなのも含めて生き様というか「ファッション=私の人生そのもの」って私は思ってます。だから生活も整理整頓ができてないと素敵な生活ができないと思っているので、常に綺麗に整理整頓をするように心がけています。どうせ生きるなら大切に時間を使って、楽しくハッピーに毎日過ごせたら良いなと思っています。大好きな世界でお仕事ができて、お金を儲けさせてもらって、そして、生活ができているっていう、最高の仕事に私はつけていると思うんですけど、商売ですから良い時もあるし、悪い時もあります。でも、少々のことにはへこたれず、なにくそ!と思って…「なにくそ!」って思ったことあるかな?(笑)とにかく楽しみながらやってこれたので、あんまりこう、辛いとか、悲しいとか、記憶にないですね。これからも一生、死ぬまでやります。

視聴者・読者へのメッセージ

阿波女ってすごく元気が良くて、チャーミングな子がたくさんいると思うんですね!私「商人塾」っていうのにも入っているんですけど、徳島の頑張ってる大人の女性ってかっこいい人が多いんですよ!私もその一人に選んでいただいているのは、とっても嬉しいです。大きな会社とか、大きなお金を動かしてるわけではないんですけど、みんなを幸せにできる仕事とか、みんなの役に立つ仕事とか、自分が大好きな仕事にぜひ巡り合ってほしいと思います。それで、自分のできる力で生きていける楽しさっていうのを、生活そのもの、人生に取り入れていくと悔いのない一生が送れるような気がします。


板東 美千代さん、ありがとうございました!

今後もAWAPでは徳島で活躍するカッコイイ大人に”カッコイイ秘訣”を訊いてまいります!

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    AWAP編集部
AWAP編集部
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