温泉街として有名な暑海(あつみ)市で、次々と観光客が姿を消していた。
なんと、その原因は温泉に現れるサメだった!
SNSで大きな話題を呼んだ作品なので、映画好きの方ならご存じかもしれませんが、日本のサメ映画界、いや、B級映画界の歴史を塗り替えたと言っても過言ではないほどの力作。
何が素晴らしいって、荒唐無稽に思える「温泉地にサメが現れる」という設定を、きちんとしたサメの生態に基づいて説明し、リアリティを高めているところ。
かと思えば、暑海の街並みが突然ミニチュアになったり、サメがぬいぐるみになったりと、明らかに意図的にB級、いや、Z級を貫こうとしている姿勢が前面に出ている。
そのアンバランスさに監督のセンスが光り、結果として生まれたのが、「チープさを突き詰めているのに、めちゃめちゃ筋の通った傑作」なのです。
普段B級作品に慣れていない方は抵抗があるかもしれませんが、脚本がしっかりしてるから観始めると意外とノれるかも!?
- ●『温泉シャーク』(2024年)
- 監督井上森人
- 出演金子清文 / 藤村拓矢 / 中西裕胡


