2022年8月23日

【vol.13】眩しすぎた夏のおわり

連載概要

詩人・歌人を志し、文芸創作活動をしているミスミアヤカさんによる連載。自分自身の短歌や詩の作品を、徳島のあらゆるスポットの風景とともに楽しんでもらえるような記事を綴ってくれます。

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【vol.13】眩しすぎた夏のおわり

ご機嫌いかがですか。
ミスミアヤカです。
お盆があけ、ようやく夏にも終わりが見えてきました。
今回のテーマは、シンプルに「夏」。
私なりの夏への想いを詩にぶつけてみました。
まだまだ暑さが続きます。深呼吸を忘れずに、穏やかに過ごせますように。

「夏のせい」

サンダルを履く指の色 深い海
「夏だから 短くしたの」揺らぐ恋
いつだって海は横目で見てただけ
ソーダ水 忘れかけてた青い春
電話越し 蛙の声と泣き声と

「夜、ひとり、月」

1人で生きてきたみたいな顔で
街を歩いていたいわ ずっと
どうせなら歌でも歌って
奇異の目を向けられたい

寂しさをぶつける術を知らずに
生きてきたんでしょって
頭の中の誰かが嗤う
月だけが優しい世界さ

内緒で買った煙草を吸って
世界の目を隠してしまおう
一括りにしたがる社会
孤独で良いわと高笑いして

お知らせ

夏、作品展やります。

CRAZY POEM展
~クチナシの花が咲くころ~

時 8月27日(土) 13:00~19:00
場 酒ハウスモリモトさん(徳島市)

大人になりきれない人間の様々な感情を、穏やかに、ゆるやかにことばに織り交ぜます。乞うご期待。

  • 記事を書いた人
    ミスミアヤカ
【AWAP公式ブロガー】徳島県在住。詩人・歌人を志し、文芸創作活動中。高校生の時から現在に至るまで、小説や詩、短歌の作品を作り続けている。

【vol.14】終わりの見えない夜には踊る準備を。/ミスミアヤカ|徳島ローカルフリーマガジンAWAP へ返信する コメントをキャンセル

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