2023年6月4日

【vol.17】まっすぐに立てない時もある。生きているのだから。/ミスミアヤカ

連載概要

詩人・歌人を志し、文芸創作活動をしているミスミアヤカさんによる連載。自分自身の短歌や詩の作品を、徳島のあらゆるスポットの風景とともに楽しんでもらえるような記事を綴ってくれます。

前回の記事

【vol.17】まっすぐに立てない時もある。生きているのだから。

おはようございます。こんにちは。こんばんは。
ミスミアヤカです。
ご機嫌いかがでしょうか。

そして、こちらではまた久方ぶりの更新になってしまいました。ありがたいことに作品の発表の場が広がり、たくさんの面白い人や場所、文化に出会う毎日を過ごしています。そんななかで、あらゆる思考が絡まり、点と点を線でどうにか繋げようとしている日々が続いていました。今もまだ繋がらない気持ちや考えがたくさんあって、どうしたものかなぁと思いながら生活をしています。
人間の感情や生活のこと、花や木の命のこと、海と魚の繋がりのこと、空と土の関係のこと。
わたしは、自分のなかの知識では絶対に語りきれないこの世界のすべてを歌いたいのです。かつては「自分自身の心だけを救うため」に歌を詠みはじめたわたしが、今、新しいステージに立とうとしているのです。

「わたしのため」の歌が、「あなたのため」の歌に変わる。
「あなた」とは、今この記事を読んでいるあなたのことかもしれないし、川のどこかで眠る魚のことかもしれないし、行き場を失った雲のことかもしれない。
あなたのなかの新しい解釈を知りたい。
あなたのなかの新しい解釈でわたしの歌を読んで欲しいのです。

今回の短歌

「あなた」とはきみのことではなく鳥や花や魚や海のことです

揺らぎに揺らいでまっすぐに立てない日があっても、生きてさえいれば自分なりの「今日の答え」が見つかるのだと思います。明日に違うことを思っていても、今日のあなたの解釈でわたしの歌を読んでくだされば幸いです。
また次回の記事でお会いしましょう。

  • 記事を書いた人
    ミスミアヤカ
【AWAP公式ブロガー】徳島県在住。詩人・歌人を志し、文芸創作活動中。高校生の時から現在に至るまで、小説や詩、短歌の作品を作り続けている。

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