

昔、人喰い一家が暮らしていたといういわく付きの農場にやってきた若者4人。
途中バックパッカーも合流して和気藹々とする中、突如一家の唯一の生き残りであるチャーリーが現れ惨殺を始める。
こちらとってもシンプルな、スプラッターものとして王道をいく作品で、すごく感銘を受けたのでご紹介させてください。
若者(といってもだいぶ老けてる)4人が農場を訪れ殺人鬼に襲われる・・・まるでかの有名なホラー作品を彷彿とさせるプロットですが、今作は全くエロさがないところが特徴。
個人的にビッチ女子が大好きな私としてはちょっと残念ではありますが、安易にエロに流れず、ホラー、特にグロ描写に全力を降り注いでいるのです。
人喰い一家の生き残りであるチャーリーは、顎を引き裂いたり、銃でお腹を突き刺したりと、工夫を凝らした殺戮方法で、そこにも力の入れようを見せる。
この監督、大好きかも、と思わせてくれるポイントです。
キャストや画作りはとってもチープではありますが、ホラー作品に慣れた観客もしっかり楽しませようという工夫に私はコロッといっちまいました。
過激なシーンが多く(モザイク入ってます)ホラー慣れしてない人にはあまりおすすめしませんが、大男であるチャーリーがルンルンで殺戮を楽しむ姿に、かわいい子猫を見ているかのように胸温まること間違いなし。ぜひ。
- ●『チャーリー ザ・モンスター』(2014年)
- 監督クリス・サン
- 出演タラ・リード / ビル・モーズリイ / ネイサン・ジョーンズ